こんにちは、公認心理師&特別支援教育士のあべ子です^^
今日は、お悩みに回答します。
皆さんも、よろしかったら下の投稿フォームからお悩みを送ってくださいまし^^
※実際にあったお悩みをもとに、ブログ用に内容を変更しています。
【相談内容】
教員2年目です。自閉情緒の特別支援学級で3.4年生の担任をしています。 去年は通常学級を持ち、今年は希望して特別支援学級の担任になりました。ある子の暴言暴力が収まりません。他の子にも影響があります。 私の関わり方や伝え方が合っていないこともあると思います。もっと勉強しなければいけないと思います。 しかし前は通じた伝え方でも今日は通じないことがよくあって、どうしてそうなるのかと思ってしまいます。支援がいる子を何人も一人で見るのが難しいです。 隣のクラスの支援学級の先生と私の指導方針が違い、尊敬することもあれば、それは違うのではないかと思うことがあります。ですが、その先生の話す勢いが威圧的で怖くて意見が言えません。 文章がよくわからなくなってしまいましたが、毎日学校に行くのがしんどいです。 子どもからも他の先生との人間関係も保護者との関係も。
(U先生)
U先生、こんにちは^^
特別支援学級の担任を希望されたんですね。すばらしいチャレンジ精神だと思います!
もともと特支の免許をお持ちだったりするんでしょうかね。
先生が立候補してくれた時、校長先生、めっちゃ救われたと思いますよ。
毎年、特別支援学級の担任の人選に頭を抱える校長先生は日本に約2万人いますので。
僭越ながら校長先生に成り代わってお礼申し上げます、誠にありがとうございます!
さて、そんなU先生ですが、行動面に課題のあるお子さんに苦戦していらっしゃるんですね。
大丈夫。暴言や他害のあるお子さんの指導は、ベテランの先生でも普通に苦労します。
2年目(しかも支援級は初めて)のU先生がそれを難なくやってのけてしまうと、そのような諸先輩方のメンツは丸つぶれですから、今ごろ約1万人の情緒学級の先生方はU先生の奮闘を聞いてほっと胸を撫で下ろしていることでしょう。
そうは言っても、本当に大変な状況ですし、やっとの思いでご相談くださったと思いますので、どうしていったらいいか一緒に考えていきたいと思います。
行動上の問題への対応方法
まず現実的な話として、暴言や他害といった行動上の問題にどう対応するか。
U先生もきっと色々と勉強しながら取り組んでこられたと思うので、確認の意味でこちらを読んでいただけたらと思います。

>前は通じた伝え方でも今日は通じないことがよくあって、どうしてそうなるのかと思ってしまいます。
とありますが、相手は生きている人間なので、往々にしてそういうものだと思いますよ^^
機能分析の視点でお子さんを見るクセが付いていくと、その辺りはなんとなく掴めるようになって、RPGで言うところの戦闘コマンドの選択肢も増えていくんじゃないでしょうか。
本人と周囲の安全だけは気をつかわないといけませんが、あまり一つ一つの出来事に気を取られすぎず、おおまかなクラス内の雰囲気作りと言うか、子どもたちにとってあたたかい居場所になるような教室にしていってもらえたらと思います。

適度に線引きをして、自分自身のメンテナンスをしていくことも大事。

愚痴吐いて、サウナで整って、二郎系ラーメン食べる。それからネトフリでストレンジャー・シングス全部観て、ラブライブの聖地巡礼。

い、いいですね…
威圧的な先輩について
カウンセラーとしては、むしろこっちが気になるわけで^^
仕事上の悩みで多いテーマの一つに、先輩や上司との関係があります。
>その先生の話す勢いが威圧的で怖くて意見が言えません。
といったケースの他にも、
・上司に反発したくなる
・頑張って仕事しているのに報われない
・上司がいつもネックで仕事が行き詰まる
・そもそも目上の人が苦手
などの問題を抱える人もいます。
このような問題を心理学では、「権威との葛藤」と呼び、元をたどれば家族内の権威者(一般には父親)との関係性に端を発していることが多いようです。
その父親との関係で味わった心のもやもやを、父親以外の権威者、仕事では先輩や上司などに投影している、という見方をしていくわけです。
先輩教師が女性だった場合でも「権威との葛藤」は起きますが、母親の影響も加味されるでしょうから、そこは実際に詳しく聞いてみないとわかりません。
なので、U先生の家族の中で威圧的な人はいなかった?その人に反発心があったけど、結局押しつぶされて何も言えなくなる経験ってない?といったことをお聞きしていくかなーと思います。
この権威者というのは親に限らず、母親、祖父母、年上のきょうだいの場合もあるかも知れません。
ともかく、こういった経験をしていると、「自分は目上の人に受け入れてもらえない。つぶされる。」という考えを潜在的に抱くため、それが職場では「先輩(上司)から威圧される」という感覚を生み出すようになるわけです。
ここを打開していくには、もともとの家族内の権威者との関係性を癒していくことが基本となります。
権威との葛藤は、子どもが親に反抗して自立していくという心の成長プロセス上に起きたバグみたいなものなので、誰でも多かれ少なかれ抱きやすい問題です。
そういった意味で、これは自立の問題と言う風に位置づけることができ、対策としては、男性性(エネルギーとしての男性的な部分)を発揮すること、自分らしい生き方を追求し貫いていくことになります。

結局、いつもの「自分軸」の確立かー。

まぁ、そういうこと!
この問題がクリアされると、しっかりと地に足の着いた大人になれるし、自信がついて自分の将来のビジョンに向かって突き進むことができるようになると言われていますから、ちょっと頑張って取り組んでみるのもいいかも知れませんね。
自分らしい生き方を手に入れるには
他人軸から自分軸へ
自分軸を確立するためには、他人軸であることに気付き、そこから抜け出すことが重要です。
しかし他人軸から自分軸への転換は、そう簡単にできることではありません。
何十年もかけて醸成されてきた心のクセは、状況を様々に変えながら色んな悩みに姿を変えて出てきます。
もし、「今まで順調に(騙し騙し?)やってこれたのに、こんなに大きな壁にぶち当たるなんて!」と戸惑っているのだとしたら、一度、ちゃんと向き合って人生のテコ入れをしてみたら?というサインなのかも知れませんね。
もちろん、他人軸のままなんとなく時間の流れに身を任せて生きていくこともできます。
要は、これからのU先生がどういう生き方をしていきたいのか、ということを”決める”ということなんです。
私を含め自分軸の確立に苦労する人というのはたくさんいます。そういった多くの人に共通して見られる特徴を以下にまとめてみました。
- 自分なりに考えてやってみるけど根本的な解決が難しい。
- 不安に心を奪われて行動できない。
- 自分は弱い・甘い人間だと思い込んで自分を責める。
- 他人にどう思われるかが気になって、そちらに合わせようとする。
- 物事を否定的に見がち。
- 自分にはダメな所や不十分な所ばかりだと思ってしまう。
- 無意識的に自分を良く見せようとしてしまう。
- 何でも一人で背負ってしまい、自力で解決しようとする。
- 自分さえ我慢すればいいと思って自己犠牲的な生き方をしてしまう。
- 自分の能力や成果を過小評価しがち。
- つい他人と自分を比べる。
どうでしょう、心当たりがある部分がけっこうあるのではないでしょうか。
これらの特徴というのは、実はこれからのU先生の成長ポイントとも言え、ここをクリアすることで人生の生きやすさがぐんとアップする部分だと言い換えることもできます。
ですから、もしU先生がこれからもっと自分らしく伸び伸びと生きていきたいと思うようでしたら、これを機会にぜひ最初の一歩を踏み出してもらえたらと思います。
もし私のセッションにおいでいただいたとしたら、次のような質問をしてみたいなと思っています。
これらの質問には、U先生の才能や価値、このお悩みから得られる恩恵、本当のU先生が望む生き方などを知るための手がかりが散りばめられています。
私のセッションを通してU先生に起こる変化
【自分の心を健康に保つ方法がわかる】
- 自己理解(才能、強み)
- 自己肯定感と自分軸
- 自己否定や自己嫌悪の取り扱い方
- 無価値観や孤独感の取り扱い方
- 自分のゆるし方
- 適切な毒の吐き方
- 苦手な人やキライな人をどうするか
【自分の体を健康にする方法がわかる】
- 頭痛肩こり腰痛
- 睡眠の問題
【心理学を応用した仕事術で仕事がサクサク進む】
- 仕事や責任を必要以上に背負わない方法
- 無理をしないで「仕事ができる人」になる方法
- 児童生徒への言葉かけのコツやテクニック
- 信頼される保護者対応
【特別支援教育の実践的なアドバイス】
- 児童生徒の実態把握のポイント
- 個別対応が必要な子への関り方
- 就学相談の基本的な考え方と進め方
- 他機関連携のコツ
などなど、私が経験してきたこと・学んできたことのすべてを使って、Nさんの疑問や悩みをリアルタイムで解消し、さらなる進化をサポートさせていただきます。
セッションのお申込みは、お問い合わせフォームからお待ちしております。

焦る必要はありませんが、自分の手で幸せを掴むんだと決意することが最短で最大の効果を生み出します。わくわくするような未来を一緒に目指しましょう!