なんでこんな目に合わなきゃいけないのと思った時の心の整え方

ココロの話

こんにちは、公認心理師&セラピストのあべ子です^^

みなさんは、ついてない出来事が続いたり、弱り目に祟り目のような経験をしたりしたことはありませんか?

昨日、今日と、偶然にも似たようなテーマの話題に触れることがあったので、記事に書こうと思った次第です。

この記事は以下のような人におすすめ
  • 苦労を糧に成長したいと思っている人
  • とにかく現状がつらくて、気持ちを落ち着けたい人

私は以前、「つらい・しんどい」という感情を封印してがむしゃらに頑張るタイプだったのですが、最近は年のせいかそういう生き方が徐々に難しくなっていて、そんな自分とどう付き合っていくかを日々研究しています。

この記事は、「今、大変なんじゃー!」という状況に置かれている自分を、どうやって前向きにかじ取りしていくかについて書きました。

前を向くエネルギーがありそうな人にも、今はまだそれが難しい人にも、どちらの人にも何かのヒントになれば嬉しいです。

この記事を書いた人
公認心理師/心理カウンセラー/セラピスト
あべ子

激務に耐える先生のこころと体を整える情報を発信中。

【資格】
公認心理師、特別支援教育士、特別支援学校教諭専修免許状、教育学修士(障害児教育)、AGOメソッド®セラピスト

【経歴】
・元公務員心理職(教育委員会に10年以上勤務)。
・特別支援教育について教職員への助言にあたる。
・発達相談・教育相談 延べ3,000件。
・肩こり腰痛頭痛に20年間悩み、自律神経を整える整体を習得。
・二児の母。

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しんどいことがたて続けに起こったA子

昨日は公務員時代の同期たちと女子会をしていました。

そのうちの一人のA子が、なんでかわからないけど、ここ半年ほど、たて続けに色んなこと(車の自損事故やら仕事が忙しすぎる問題やら)が起きているんですよね。

直近の事件で言うと、突然iPhoneが壊れてしまい、バックアップを取っていなかったので連絡先からスケジュールからpaypayに至るまで、丸ごとお逝きになられたらしいんです。

「あー、人生のステージの変わり目かねぇ」

なんてことを言いながら、

「なんでこんなにも続くんだろう?」と彼女がため息をつくので、

「もしこの一連の出来事が、何かをあんたに教えるために起きているとしたら。自分がこの経験から何かを得るとしたら、なんだと思う?」

と聞いてみました。

するとA子はしばらく考えてから、こう言いました。

「物の見方や仕事の仕方を変えること」

車の自損事故をした時に、お姑さんが「対人の事故じゃなくて良かったじゃない」と言っていて、本当にそうだなと心から思った。

iPhoneが壊れてLINEもインスタもアカウントが復活できず、誰の連絡先もわからなくなった時に、本当に自分がつながりを復活させたいと思った相手とはどうにかして自分であの手この手でつながりに行くということがわかった。自分にとっての人間関係を考え直すきっかけになった。

仕事のタスクが多すぎて頭がいっぱいいっぱいになる、という自分のスタイルがわかった。小さい事を1つ2つから片付けると、頭のメモリ容量に少し余裕ができて、そうすると意外にも頭の中が整理されて、仕事がしやすくなっていくということもわかった。そうは言っても仕事は終わらないけど。

それに付随して、全部自分でやらなきゃ、いちいち人に説明してやってもらうよりも自分がやったほうが早いと思っていたけど、人に仕事を振るようにしたら、周りの人たちに頼っても大丈夫だなと思えるようになった。

そしてA子は、こうも言いました。

「なんでー?って思うようなことが起きたけど、こうやって考えてみたら、私、乗り越えたんだ!」

捉え方が変わるのではなく、自分で変える

どんなにひどいと思うような状況でも、前向きに捉えられる部分は必ずあります。

物事はすべて、陰と陽の両方の性質を備えているからです。

自分がどちらを見ようとするかで、世界の見え方が変わります。

出来事に対する自分なりの意味付けができた時、「この経験があったからこそ」という本物の学びと感謝が生まれます。

だけど、そこに気づくことができるのは自分自身しかいなくて、他人には絶対にわからないことなんですよね。

だから、

自分が変える、自分で変える。

そう意図すること(自分軸)がとても大事になってくるわけです。

苦労を自信に変える

今日はセラピストの勉強会が朝の8時からありまして(日曜だと言うのにこの有難きスパルタよ)、そこで先生が、

苦労して大変だったという経験をしたとして、「大変だ」という沼でずっと留まるのか、そこから切り替えて自分の自信に変えていくのかの違いは大きい。成長できる人というのは後者のタイプ。

といった感じのことを、とても穏やかにこやかに語っておられました。

そして、

だから自信がないということを言い訳にすんじゃねぇ。おまいらは人として成長する気があんのか?あぁ?

といった感じのことを、とても穏やかにこやかに(大事なことなので2回書きました)語っておられました。

状況や感情に流されて、ただ漂うように生きるのか、

それとも、自分でどう生きたいかを決めて、自分の手で人生を作ろうとするのか。

気持ちが切り替わるのを待つのではなくて、切り替える。

いつか自信になる…のではなくて、自信につながるような行動を現実に1ミリでもする。

そのためには、多少、無理にでも発想を転換していくことが必要です。

結局、どうしたいか、どうなりたいか、どう在りたいか、っていうことなんですよね。

私自身、まだまだ流され漂う部分も多いので、今日のことを時々思い出しながら自分を成長させていこう、そう思ってこの記事を書いています。

ポジティブがつらい人は

そうは言っても、ネガティブ地球代表の私としては、

そう簡単に前向きになれないから苦労してんだろうが

というドロドロした考えも湧いてくるわけで。

まぁそんな時は、よっぽど心が疲れ切っている時なので、食う・寝る・遊ぶを優先して、心のゆとりを取り戻すことが先決です。

ちなみに、バーンアウトかそれに近い状態からの回復は、そこに至ったのと同じぐらいの期間を要するので、長い場合では年単位で考えておくほうがいいと言われています。

成長すること、行動することが大事なのは言うまでもないことですが、こういう話を聞いて率直に「う」と思った人や自分はまだそこまでエネルギーないなーと感じる人は、そこで劣等感を感じたり自分責めをする必要は全然なく、まずは堂々と自分を甘やかそうぜ!ってことです^^

成長したくなったら、行動したくなったら、あるいはそうせざるを得ない状況になったら、イヤでも動き始めるので、その時にしっかり波に乗れるように心の体力をつけときましょう。

自分の親なんかを見てて思うんですが、こういう時に関西人は、何かネタにしてやろうとか、オチをつけてやろうとか考えて、転んでもタダでは起きない精神でパワフルにたくましく(厚かましく?)生きている感じがします。

実際にできるかできないかは別としても、そういう考え方もあるんだなと知っておくといいかも知れませんね。

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